AWSアカウント作成後にやるべきこと2

はじめに

この記事はAWSでアカウントを作って、AWSの各種サービスを利用する前にやっておくべき設定について解説した前回の記事の続きです。まだ読んでいない方はそちらを先にご確認いただくことをお奨めします。

また本記事の作業内容はルートユーザーで実施する必要がありますので、予めルートユーザ―でサインインしておいてください。

請求情報関連の設定

初期状態では、ルートユーザーでなければ、請求情報を見ることができないため、IAMユーザに請求情報へアクセスできるよう設定します。

IAMユーザへの請求情報のアクセス許可

AWSコンソールの右上のアカウント名の横の▼マークをクリックし、マイアカウントを選択して下さい。

表示された画面を下にスクロールさせて、IAMユーザー/ロールによる請求情報へのアクセスの編集リンクをクリックして下さい。

編集リンクをクリックすると、IAMアクセスのアクティブ化というチェックが表示されるので、チェックして、更新ボタンをクリックして下さい。

更新ボタンをクリックすると、「IAMユーザー/ロールによる請求情報へのアクセスは有効になっています。」というメッセージが表示されます。

 

以上の手順でIAMユーザから請求情報へアクセスすることが出来るようになりました。

CloudWatchの設定による請求アラート設定

CloudWatchを設定することで、予期しない課金を早めに検知したり様々な通知を受け取ることができるようになります。

左側のメニューの「Billingの設定」をクリックしてください。

各種通知にチェックを入れて「請求の保存」ボタンをクリックして下さい。ここでは、請求のアラートに関しては通知を受け取るということだけ設定しているので、続いてアラートが出される条件を設定していきます。

請求アラートの条件を設定するには、CloudWatchを使います。AWSの管理コンソールのトップ画面の「サービスを検索する」のテキストボックスにcloundwatchと入力して、CloudWatchを開いて下さい。

請求に関するアラームを設定したいので、CloundWatchの左側のメニューの「請求」をクリックしてください。

ここで1つ注意ですが、請求アラームは、リージョンが「米国東部(バージニア北部)」でないと設定できません。AWSのメニューバーからリージョンを変更できますので、一時的にリージョンを「米国東部(バージニア北部)」に変更しておいてください。

「アラームの作成」ボタンをクリックして下さい。このときクリックするのは、上図のとおり画面下部に表示されている「アラームの作成」ボタンをクリックして下さい。右上部の「アラームの作成」ボタンをクリックしても請求アラームの設定は出来るのですが、この記事で紹介している画像のとおりになりません。

しきい値を設定してください。例では100$としていますが、ご自身がアラートを受け取りたい金額を設定してください。しきい値の設定が完了したら「次へ」ボタンをクリックして下さい。

次にアラートを受け取る際のトピックを設定します。一番最初はトピックが1つもない状態ですので、「新しいトピックの作成」を選択し、トピック名とアラートの通知を受け取るEメールアドレスを設定して下さい。設定が完了すれば「トピックの作成」ボタンをクリックして下さい。

 

トピックを作成したら、「既存のトピックを選択」を選択し、「通知の送信先」が先ほど作成したトピック名称になっていることを確認して、「次へ」ボタンをクリックして下さい。

「次へ」をクリックすると、指定したメールアドレスに上図のように「AWS Notification – Subscription Confirmation」というタイトルの確認メールが届きますので、「Confirm subscription」リンクをクリックして下さい。

遷移先の画面で上図のようになっていればOKです。

続いてアラームの設定として、アラーム名とアラームの説明を入力し、「次へ」ボタンをクリックして下さい。

入力した内容に問題が無ければ「アラームの作成」ボタンをクリックして下さい。

これでアラームの作成が完了です。作成したアラームの状態が「データ不足」となっていますが、時間が経てば、下図のように「OK」の状態になるので問題ありません。

以上でアラーム作成は完了です。お疲れ様でした。

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